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業務部
投信計理
投信計理業務は、投資信託(ファンド)の基準価額の算出、ファンドの設定・解約、約定管理、ファンドの決算が主な業務です。
基準価額とは、ファンドを購入・解約されるお客さまにとっての取引価格であり、ファンドを保有されているお客さまにとっては資産の現在価値を正確に把握する基準となる重要なものです。毎日、受託銀行とそれぞれ算出した数字の突合せを行い、完全に一致させたものを公表します。万が一、合致しない場合には、双方で細かく処理内容の検証を行い、これを一致するまで続けます。
基準価額を正しく算出するためには、販売会社からの追加設定・解約の連絡や、トレーダーが執行した取引の約定結果にかかる情報を、受託銀行に正確に伝えなければなりません。取引データ1件1件をきちんと処理することが必要となります。
また、日々の取引や計理処理、時価評価の適切性をチェックするため、ファンドはそれぞれ定められた基準日で決算を行い監査法人による会計監査を受けます。外部の眼でしっかりと検証をおこなうことで、ファンドの公平性・透明性を確保します。
投信計理業務は、お客さまからお預かりした資産の管理を担当する業務であり、非常に大きな責任を伴うものです。常に数字と向き合う仕事で、時限性も求められます。運用商品に対する知識、投資信託にかかる規制・ルール等について、きちんとキャッチアップし、関係先とのコミュニケーションもしっかり取りながら、迅速かつ正確に処理するよう心がけています。
投資顧問バックオフィス
投資顧問契約においては、資産運用会社は運用の指図を担当し、資産の管理はお客さまが直接信託銀行に委託します。こうした関係の中で、社内の運用セクションと信託銀行との仲介役の役割を担うのが、資産運用会社のバックオフィスです。
運用セクションは、適切な運用指図を行うためにファンドの資産状況を常に把握している必要があり、信託銀行側でも、運用成果に直結する運用指図の情報を正確かつタイムリーに受ける必要があります。
また、投資家のお客さまのニーズは多種・多様で、投資スキームもバラエティに富みます。そうしたスキーム一つひとつにあわせ、複雑な事務フローを整理・構築し、そのフローに基づき日々の管理をきちんと行うことが必要です。簿記の知識や投資顧問にかかる規制・ルールを熟知していることなど、非常に高度な知識と経験が求められます。
適切なファンド運営に貢献するため、関係先との綿密なコミュニケーションの下、専門性に磨きをかけながら仲介役としての役割をきちんと果たすよう努めています。