投資信託の基礎知識
投資信託について
投資信託とは、一般投資家による証券投資を容易にすることを目的として、たくさんの投資家から資金を集めて一つにまとめ、運用の専門家が金融・証券市場で株式や公社債などのいろいろな有価証券に分散投資して、その運用成果 を分配金として投資家に還元する(=投資によって発生した損益はすべて投資家に帰属する)仕組みのことです。

投資信託の特長
(1)小口の資金でスケールの大きな投資ができます。
個人としては小口の資金でも一つにまとめると数十億円から数百億円という膨大な資金になりますので、個人ではなかなかできないスケールの大きな運用が可能になると同時に、特別な市場での運用も可能となります。
(2)専門家(プロ)に任せることができます。
株式市場など証券市場は日々動いていますので、個人がそこで少しでも多く利益を得ようと運用しても簡単にはいきません。投資信託では、投資家に代わって専門家(プロ)がさまざまな運用手法を駆使して運用しますので、個人が独自の判断で行うレベルとは異なる運用成果が期待できます。
(3)分散投資をすることでリスクを軽減することができます。
多くの投資家から集めた資金をまとめて運用するので、株式、債券、先物、オプション、デリバティブといった投資対象に分散投資することや日本だけでなく欧米、アジアといった世界中の金融・証券市場に分散投資することによって、リスク分散(軽減)をすることができます。