投資信託の基礎知識
分散投資について
投資をしようと考えた時に初めに気になるのは、失敗したらどうしよう、などのリスクについての心配だと思います。
投資信託も基準価額は日々変動し、上昇することも、下落することもある金融商品となります。
日々変動する金融商品ですが、分散投資という考え方を取り入れることで、リスクの軽減が期待されます。
分散投資には主に「資産分散」と「時間分散」の二つの考え方があります。
資産分散とは、特性の異なる複数の資産に資金を分散させることです。
投資の世界では資産分散の重要性について、「卵を一つのカゴに盛らないこと」と表現することもあります。
次に時間分散についてご説明します。
時間分散とは、投資するタイミングを複数回に分散させることです。
投資を始めようとして、下図のような気持ちを経験された方は多いと思います。
「高値掴みを避けたい」、「もっと下がるんじゃないか」、これらの不安は投資を一度のタイミングで行う場合に特に強くなります。悩みに悩んで投資を見送るのはいいですが、とても悩んだのに、結果高値掴みは辛いですよね。
時間分散により、投資するタイミングを複数回に分散させることで、買付単価が平準化され、上述のような結果を回避できる可能性が高くなります。